麻疹(はしか)の感染拡大の脅威
2018.05.11
今回のはしかの感染拡大は日々(数時間おきに)感染者拡大のニュースが飛びこんできます。
ここまで来ると当事者以外の方はそろそろ関心も低くなってきているのではないでしょうか。
「わたしは子供の頃に予防接種しているから大丈夫」
「一度免疫がつけば一生持続するから大丈夫」
「目に見えないから防ぎようがない」
「予防接種しか対策方法がない」
心の中でこのように思っている人がいることはたしかです。
”全国11都道府県で134人に感染”
これはしかたがないことなのでしょうか。
”そんなものははしかにかかったようなものだ” という慣用句があります。
「だれもが一度は通る道だから、特に騒ぎたてることはない」というような意味で引用されることが
多いと思いますが、実際にはしかにかかるということは実はそんな簡単なことではありません。
場合によっては重篤な合併症を引き起こす可能性もあります。
その時には出なくても体のどこかに潜伏していたウイルスが元で数年後に発症する病気も稀にあります。
また今回は2次感染、3次感染と感染拡大は勢いを増しています。
空気感染すると言われている病気として代表的なものは「はしか・結核・みずぼうそう」ですが、
近年では「インフルエンザ・ノロウイルス・SARS」の空気感染の可能性についても、たびたび話題に
なっています。
わたしたちはこの事実にしっかりと向き合って、大切な家族や知人、身の回りの人が罹らなくてよい
感染症に苦しむことがないようにしていきたいです。